「早く行きたければ、ひとりで行きなさい。 遠くまで行きたければ、みんなで行きなさい」というアフリカのことわざがある。
この言葉は、早く達成するべき目標にたどり着きたかったら、自分ひとりだけで思うようにやった方がいい。既成の常識にあるものだったら、そのままやればできるだろう。だけど、その目標が未知の世界にあるものなら、想像力が限りなく伸びるように、個性的なメンバーと納得いくまで話し合い、それから実行することで成功に近づけるという意味である。
つまり、人が何か大きい目標を達成しようとすれば、ひとりだけでやれる限界を認めることで、はじめてその人の限界を超えることができる。夢に描いた目標を達成する鍵は素晴らしい仲間との人間関係が構築されていくこと。そのようなお膳立てが整えば、人は自分の実力以上の力を発揮してやり遂げられる。新しい価値観も、新しいものの見方や考え方も、自分ひとりだけで創り出すことは難しい。自分と夢を分かち合える仲間を見つけ出し、実現に向かって一緒に努力するためには、意思疎通が円滑になるまで遠回りする必要があるのだ。
