おとな勉強

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昨朝、NHK総合の情報番組あさイチの特集は「人生を変える!今こそ、”おとな勉強”」。今、書店では大人向けの勉強本は年間を通してよく売れ、通信教育産業はコロナ渦で受講者が50%アップと流行の兆し。一般的に学ぶということは、ただ単純に知識とスキルを得ることが目的に思われるが、実のところ、やったことへの達成感や成長への実感を感じて、ウェルビーイングという幸福感や生きがいに繋がって、人の感情がポジティブな状態になるため、興味のあることを学んで、やりがいを味わいたい人が増えているとのことだった。

たしかに、私も45歳からさまざまなことをあらためて勉強すると、それまでより日常の中で気付きが多くなったり、目に入ってくるものが広がって、いろんなことを多面的に感じられることが増えている。意味が分からず見過ごしていたものや無関係だと考えていたものに、いつのまにか近づいて面白さを発見できるように感覚が身についた。

ちなみに勉強する切っ掛けは臼杵万理実さんとの出会いに始まる。彼女がギャラリーに出入りして話していくうちに、もう少し円滑に語り合うための言葉を知る必要性を感じてしまう。また、にわか知識ではなく、正しく言えないと面目が保てず恥をかくため、学ばなければと思うようにもなった。それ以来、自分なりにいつも何かを学ぼうと創意工夫をしながら日々を過ごしている。ほぼ毎晩、本は読んでいる。子供の頃から勉強嫌いだったのに、こんな風になるなんてお釈迦様でも気づくまい。そういう意味では彼女は大の恩人なのかもしれないな。