場所

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「大切なのは、場所を変えるのではなく、自分自身が変わること」と言う名言がある。

ギャラリーという場所には、美術家をはじめ、美術ファンから一般の方々まで、趣味や好みが違った、さまざまな人たちが集まってくる。いろいろな作品展ごとに異なるものと関わり、それなりに美術作品と感性で触れ合う力を養い、豊かに感じるためのセンスを前向きに刺激していく。なにかを学ぶというより経験値を増やして視野を広げよう。自分らしい見解で思考するために、場数を踏んで度胸をつけることが大切になる。

だから極端に言えば、ただギャラリーの中にいるだけでいい。なんとなく美術作品を目の前にすると、想像するためのコツのようなものが掴めるはず。なにかを取っ掛かりにして、自分なりに面白がったり楽しんだり、とにかくその人の個性的な発想を育むための空気を吸い込んで欲しい。いろんな作品が受け入れられるように、自分の器を広げることをモットーにすれば、新しいことを身に付けやすくなるだろう。