騎虎の勢い

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「騎虎の勢い」ということわざがある。その意味は、虎に乗った者は途中で降りると、虎に食われてしまうので降りられないように、やりかけたものごとを行きがかり上、途中でやめてしまうことができなくなることを指す。

ちなみに私と美術の関りはこのことわざと同じようなもの。40数年前に母親がギャラリーを開業したことがきっかけで、それほど得意でも好きでもなかった世界と出会う。そして、いつの間にか美術を愛する人たちと次々に出会い、美術への情熱やこだわり、さまざまことがどんどん深まって、楽しくなってやめられなくなったのだ。

だから、これからも虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。美術という世界は過酷で厳しいことの方が多い。だけど、簡単じゃないからこそ、素晴らしいと感じられる世界なのだ。どんな時も理想へ立ち向かうスピリットが大切になってくる。2022年元旦、新しい1年が開幕。今年も美術への夢と希望に満ちた旅に挑戦して参ります。どうか皆々様よろしくお願い申し上げます!