友情

論語の「朋あり遠方より来る。また楽しからずや」。同じ価値観を楽しく共有できる友人が、わざわざ自分のいる場所へ来てくれた喜びと、ざっくばらんに語り合えたことに感謝する言葉である。先週、私が若い頃に知り合った友人知人が予告もなしに相次いでやってきた。本当にひさしぶりに会った面々ばかり。空白の年月なんて微塵も感じさせない。
それはお互い無事に生き抜いてきたから、率直に称え合えることなのだろう。ここまでなんだかんだ言っても、それなりに志を貫くことができたのは、大袈裟に言うとしたら奇跡的なことなのだ。ことわざの無事是名馬と言うように、病気やケガすることもなく、自分らしく表舞台で燃焼できることは、努力が実っていることへの証だと言えよう。
つまり、長い間に渡って円滑な人間関係が築けるのは、諦めての悪いもの同志がもがき合った賜物だ。何度失敗したとしても、めげずにやり切ろうとしたことの証でもある。それだけ新しいことにチャレンジし続けければいい。素敵な個性には真正面から向き合い、今できることに集中努力していくこと。いつでも自分らしさを知って武器にしていこう。自分自身が実践することがモチーフは、身近な世界から見い出してくる。とにかく、やれば何かしら得られるもの。なんでも自分らしく引き受けてみるといい。