フロー

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創作によって生まれた喜びや楽しさを追い求めると、人はフローと呼ばれる状態に入って、新たなエネルギーが活性化されてくる。これをやるしかないと集中できたのなら、余計なことを考えている暇がなくなり、心身は意外なくらいリラックスしていけるもの。そうなればやる気が込み上げてきて、あらゆるものの中に創造のヒントを見い出し、幸運を招き寄せるチャンスが増えるはずだ。自分が好きなことをしているから、どんな試練であっても成長の糧になると、開き直れたら勇気が湧いてくる。自分を突き放して客観的に眺めて、好きなことに夢中になることが大切だ。
先日まで開催していた臼杵万理実さんの個展。その搬入の日に彼女から「この展示の作品を描いている最中に、鼻血が抜けて焦ってしまいました」と、苦笑いしながらと言われた。大事に至らなかったので笑い話になったが、そのくらい頑張っていることに心より敬意を表した。作品を肯定的に見るために、やるべきことはすべてやろう。実際には簡単ではないけど、そうあるべきだと戒めていた。創作は上手くいかず苦労するなんて当たり前。もう嫌だと思ったのは数えきれないほどあっただろう。そんな時でも腐らずに続けて、いろいろなことを考えて抜いて、表現の幅を広げようとしている。彼女の背中には努力して生まれたオーラが光っていた。その輝きが観る人にシンパシー(共感)を与えて、心の底に貯まっているものを洗い流す。一歩一歩、素敵な世界に近づきつつあるのだ。これからもマリミンアートの発展を期待している。この勢いのまま創作していきましょう!