井戸を掘る

「好きなことをなんでもいいからひとつ、井戸を掘るつもりで、とことんやるといいよ。途中で諦めないで、とことんやれば地下水脈に当たるわ。地下水脈は四方八方に通じてるでしょ。地下水脈に当たると、突然、ほんとうに突然、いろんなことが、わかるのよ」という名言がある。
この言葉は、ひとたびやるべきことだと決めたなら、事あるごとにいちいち迷ったりせず、失敗なんか恐れないでチャレンジすればいい。結果としての成果が上がろうが上がるまいが、その一事にただひたすら取り組んでいく。そうしてこだわってやり続ければ、ある時突然、異なる分野ことや世の中にあることが、あるままに本質が見えて面白くなるという意味だ。
つまり、目の前のことに集中して掘り下げればいい。いずれ眼に見えたそのままではなく、思いがけない発見が得られる。人はそれぞれ、自分にしかない大切なものを持っている。生まれつき備わる個性を見い出し、尊いものだと意識して磨いていく。どんなことでも好きなことだったら、自分のやるべきことだと覚悟して取り組む。積極的に行動していければ、それが自信になっていき、人生をポジティブに感じることができる。何ごとも愛着と熱意がなかったら、上手くいくことないのだろう。