袖振り合うも他生の縁

この4月半ばからの10日間、新山口駅北口の施設では「やまぐちイラストレーター4人の仕事展」が行われた。これは県内在住のフリーのイラストレーター4人が集結して、すべて自分たちで企画運営するグループ展。いずれも成長著しい新進気鋭のメンバーだけに、スタートから大勢の来場者が押し寄せて、会場は連日にわたってごった返して賑わった。

それもそのはず、4者4様の個性的なイラストの作品群は、ただ観ているだけでも心地いい刺激があって、それぞれの世界観にどんどんひき込まれていく。やはり、チャレンジャー精神に満ち溢れた面々の作品は、とてもエネルギッシュでワクワクしてしまう期待感がある。4人の熱い魂が掛け合わさったら、まさに坩堝という言葉がふさわしい活気に包まれるだろう。

そんな作品展開催中のある日、りおた君の知人が関西からやって来る。しかも、その人たちは私の知り合いでもあった。ただし、実は初対面・・・っていうのも、かつて開いていたブログでのお友達。そう、りおた君と私は同じ運営会社のブログでニアミスをしていたため、共通のブロガーさんと知り合いになっていたのだ。ちなみにこの時のりおた君は高校生。それから約6年後に彼とはリアルの世界で出会ったのだが、こういう伏線があったなんて、神様は粋な演出をしてくれる。人生は袖振り合うも他生の縁。ネットを通じても触れ合うこともあるから面白いものだ。