昨日はひさしぶりに博多の街を駅からぶらぶらした後に、福岡三越で始まった陶芸家 金子司君の個展会場へ。道中、結構な数の割合でさまざまなアジアの国の言葉が聴こえてくる。さすが国際都市!山口市も海外から来る学生さんの数は、以前に比べるとかなり増えてきたが、そのようなレベルではまったくない。石を投げれば簡単に当たるほどというのか、彩り鮮やかな格好で道端を堂々とかっ歩するため、実際は少ない人数だったとしても、それ以上にいるような強いインパクトを与えていた。
そんな彼らは金子君の作品にも興味津々の様子。たしかに伝統工芸の世界のように、お点前の作法に縛られなくていい。日本人ならスタンダードでなければならぬと意地を張るけど、豊かな時間を楽しく過ごすために存在価値があるのなら、それだけで十分値打ちのあるものだと合理的に考えている。異文化ゆえに新しい作品の解釈が生まれてくる。それは新しい可能性の発展であって、金子君の作品の伸びしろを大きく広げていくだろう。