限界知らず

岡本太郎の著書に「自分の限界なんてわからないよ。どんなに小さくても、未熟でも、全宇宙をしょって生きているんだ」という言葉がある。
そう言えば、どんな人でも自分自身のことをよくわからなかったりする。自分の長所や短所が何なのかがわからないことが多い。要するにわからないことがわからないのだ。こういう場合は、自分の個性や能力を計るための手掛かりになる知識が不足していたり、自分を掘り下げて知ろうとした時に、周囲に教えてくれる人や理解するのに十分な時間がなかったりする。
しかし、その原因として一番考えられるのは、意外と自分への興味不足だったりする。未来にあるべき理想の姿を求めていない。だらだらと日常を過ごして生きていると、自分への観察力が低下させるだけ。可能性をもっともっと拡大させていこう。
自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいけない。不可能だと思わない限り、その人の才能に限界はない。みんな面白い個性を持っているのだから、それを辛抱強く観察しながら、見つけ出していかねばならない。