こつこつと

イソップ寓話の「ウサギとカメ」とは、足の速いウサギと足の遅いカメが競走をすれば、ウサギは必ず勝てる思って油断したため、こつこつと休まず歩んだカメに負けてしまう物語。このお話しの教訓は素晴らしい才能があっても、自惚れていい加減にやってしまって、結局のところ可能性を駄目にして失敗する人がいる。反対にそんなに才能なんかはなくても、真面目に辛抱強い人は地道に頑張っていくため、自分よりも遙かに才能がある人に勝つこともあるということが言いたいのだろう。
つまり、器用に世渡りして生きられないからと言って嘆かなくてもいい。いくら要領よく合理的に生きたところで、実際に自分自身の活動を通して育まれてなければ、単なる張りぼてで中身のない虚しいもの。どんな人でも夢を持つことは良きるうえで大切だ。しかし、現実からかい離して夢に酔いつぶれてしまうと、何もできないままで時間だけが過ぎていくだろう。だからこそ、今できることに最善を尽くしていく。カメさんのようにぶれずに我が道に酸いも甘いも嚙分けながら生きていく。そんなウサギさんになって、この1年を素敵に年にしていきましょう!