昨年3月に、やまぐち献血ルーム For you（山口市野田）では、リニューアル5周年記念としてイラストレーター りおた君による献血テーマの新作をはじめ、彼の真骨頂であるスポーツ選手の似顔絵を展示した「りおた献血展」が行われた。
私はひさしぶりに献血をしてみる。それは献血への理解を深めるための企画展。そのコンセプトに賛同するとともに、盛会になることを祈願して行った。それにしても、ここまで科学技術が進歩した時代になっても、血液は今もって人工的に作ることはできない。それ故、いつもやさしく愛情豊かと言うべき、血の通ったつながりによって成り立つ。お互いさまの精神を大切にしなければならないだろう。
ちなみに当時WBCの開催中。日本列島は侍ジャパンの戦いぶりに熱狂していた。その数々の感動的なシーンをりおた君はタイムリーにイラストにしていく。心躍る素晴らしいドラマを独自の視点から描いた作品が次々追加で展示されたため、会期はどんどん盛り上げって、満員御礼での幕引きになった。そして、この後りおた君は大きく飛躍していく。良心的な仕事をすると世の中は放ってはおかない。血は水より濃いとは本当だ。
