20世紀最大の芸術家 ピカソが残した「究極の魅力。それが人生におけるあなたの仕事だ」という名言がある。
この言葉はその人が仕事する上で大切なのは、自分らしい個性を活かしていくこと。生まれつきの才能が平凡だったとしても、非凡になるまで粘り強くやり続ければいい。たとえ環境がめぐまれていなくても、与えられた条件の中で最善を尽くし、身心を磨いていけば何かが輝き出す。いつも後天的な才能を育むことに心掛けて、失敗してめげずに果敢に挑戦していけば、独創的な魅力が発揮できるようになっていく。
つまり、「究極の魅力」とはアイデンティティを確立すること。自分は他の誰でもなくて、まぎれもなくユニークな自分自身。微々たることでも手応えを感じて、社会に貢献していると自覚できれば、生きてて良かったと素直に喜べる。そうしてしっかりとした居場所が見つかれば、心穏やかに生きていくことができるだろう。自分を必要としてくれる人たちがいる。そういう安心感があればこそ、人は強く生きられるようになる。
