感触

サッカー日本代表元監督のイビチャ・オシム氏の名言に「我々は誰でも、何も学ばずに日々生活することはできない。眼があり、耳があり、そして頭があるのだから、眠っていない限り、眼を見て、耳で聞いて、頭で何かを理解する。 《中略》 つまり、いつも心を真っ白にし、素直でいれば、いくらでも学ぶことができるというわけだ」がある。

この言葉は、まず第一に自分で自分のことを知っていくこと。いろんなことを一度にごちゃまぜに知ろうとしてはいけない。とにかく自分の力を客観的に見て、何が本当にできることかを知っていく。そうして、自らの可能性に意識が高まれば、いつの間にか何かを掴むだろう。つまらないプライドは捨てて、一から始める気持ちが大切なのだ。

昨日、さまざまなことを実際にチャレンジして試しながら、独創的な世界観を求めて活動する若者と出会う。するといろんな場所へ出向いて、様々な美術展を観て回っては、自分なりに楽しんでいると近況報告があった。たしかにその作品を観れば、新しい試みに挑戦している。早くから身に付いた個性にこだわる習慣は、自分らしさを求めて試行錯誤し続けていた。