努力の天才

この世の中には天才と呼ばれる人がいる。美術の世界で言えば、圧倒的な表現力で作品を創り出したり、パッとひらめく感性だけで創作できると言った能力の持ち主ことだ。しかし、そういう人たちの中で上手くいくのは一握り。なぜなら、天才タイプの人は才能に自信があり過ぎて、どうしたら社会の中で能力を活かせるのかを探らないからだ。

要するに自分以外の人のやることにはほとんど関心がない。常に自分の創ったものが一番カッコいいと信じてマイペースで、いつまでも限られた世界に閉じこもっている。自分に何が足りないのか、あるいは自分の強みは何かなどなど、自分自身を客観的に知ろうとしないため、才能を活かす手段がよくわからなくて、宝の持ち腐れになりやすい。

だから、例え天才だったとしても努力しなければならない。過去の成功体験に縛られずに変化することを恐れずに挑戦していく。まだまだ知らないことがたくさんあると謙虚な姿勢で取り組んだらいい。自分を正しく見つめ直し、レベルに応じて頑張れば、いくらでも才能を発揮できるだろう。努力の天才になることを目標に生きることが大切だ。