努力家

「努力家」という言葉がある。目標を実現するために熱心に訓練を続けている人、自分の能力や技能を磨いている人のことを意味する。だとしたら努力家とは才能が足らない人のためにあるのかもしれない。おそらく才能があれば、熱心に努力しなくてもいいはず。「努力家」と呼ばれるレベルくらい頑張らなくてもいい。

しかし、世の中でイキイキと活躍している人のほとんどは「努力家」だと言われている。どんなに上手くいかなくても諦めずに、一所懸命に取り組んでいく人ばかり。それ故、我慢強くトライしていく姿に胸を打たれて、周囲に応援してくれる人たちが集まる。苦しくても明るく生きる様子に魅力を感じて近づいてくる。

すると、たくさんの知恵が集まってくる。様々な英知が結集されて向上する。やるべきことをやればチャンスは巡ってくるのだ。自分ひとりだけでできないことを後ろから支えてもらえる。つまり、「努力家」になることがすべての始まりだ。人たちに慕われるまで頑張るしかない。やはり根性は人生の飛躍の土台になるのだろう。