人の心はどこにあるのか?人の心のある位置なんて、その人でしかわからない。だけど、心が柔らかくて温かくてしなやかだったら、その人の周りには自ずとたくさんの人が集まってくる。要するに人の心はどの位置にあったとしても、自分の心に描くものが豊かであれば、表面的な価値観に捉われず、誰ともで気さくに付き合うことができる。
このような心を「やまぐち生まれの4人展」の佐々木範子さんのメッセージで感じた。『当時は、自分はすごく頑張ったと思っていましたが、本当はそいじゃなかった。頑張らせてもらっていたのだと今は思います。(略)今も、先々で周りの方々にお世話になっています。その方に恩はかえしきれないけれど、私も出来ることで誰かの役に立てるように頑張りたいと思います』と、感謝の気持ちで書き綴られてあった。
これは受けた恩を他の誰かへ送るという『恩送り』のことだ。育ててもらったと恩を感じたら、誰かを育てることで、育ててくれた人への恩返しになる。だから、いろんなワークショップをして、いろんな人たちと繋がって、良いご縁を広げていくのだろう。