まっすぐに

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美術家を目指しているのなら、上手いとか下手とかの評価は気にしないで、一にも二にも美術に向き合っていこう。ひとたび夢中になってしまえば、自分だとは思えないほどの集中力を発揮し、周囲に影響されることなく自分らしさを追求していける。だから日常のわずかな時間でも美術と真剣に向き合うこと。例え忙しくて心身ともに疲れ切っている場合でも、少しでも美術に関わることができたのなら、反対に心を躍動させて力が湧いて元気になれるだろう。本気で好きで好きで惚れているのなら、どんな苦難にも耐えて続けられるはず。そう、ずっと上手くいく人なんていない。挑戦した結果が失敗であっても、そのたびに立ち上がって頑張ればいいのだ。

つまり美術では失敗することを避けようとするばかりに、新しいことに挑戦する気持ちが消極的になって、同じようなことを繰り返すようになる。世間の人たちの目を気にし過ぎて、失敗したらどうしようと悩みだすと、同じようなこと捉われて少しも先へ進めなくなる。なんだかんだ言っても自分が好きなこと!だからこそ乗り越えるために知恵を絞っていける。ピンチになった時も好きの力を信じて努力していく。悪い時は悪いなりに最善にやれることを頑張ればいい。そこに意味が生まれるどうかはその人次第だ。さあ、たった一度しかない人生を満喫するために、美術に本気で向かい合って挑戦していこう!

■小さな祈り 佐々木範子展 2019年11月15日(金)~12月1日(日) 11:00-18:00 定休日 11月20日(水)、26日(火)、27日(水)