米国第26代大統領のセオドア・ルーズベルトが残した「失敗することがあっても、大きなことに取り組んで栄誉ある勝利を獲得するほうが、たいした苦労もない代わりにたいした喜びもない臆病者の群れに加わるより、はるかにいい。臆病者は、勝利も知らなければ、敗北も知らない灰色の生活を送っているのだから」という名言がある。
この世の中、他人に同調して仲良くすることは簡単なこと。なんとかなくその場の多数意見に合わせて、人だかりの中に入って交わっていればいい。いつも周囲の誰かの意見に流されて、自分を忘れ去って生きていけば、臆病を誤魔化すことができるだろう。要するに、その場しのぎで逃げれば逃げるほど、臆病になるメカニズムを知らないのだ。
それ故、他人の意見に惑わされずに、たとえ孤立することになっても、自分の考え方を尊重すればいい。独自性にこだわっているうちに、最大限の力を発揮できるようになれる。とことん自分を貫いていけば、個性豊かな人間に成長するため、本当の意味でみんなを喜ばすことができる。孤独と臆病の利点を活かして、純粋性を高めていけばいい。