おかあさんになったノラ

イメージ 1

まな板の上には、塩こしょうをしたビフテキが置いてありました。
我が家では久々のそのビフテキがちょっと目を離したすきになくなったのです。
当時は、団地の1階に住んでいて、天気の良さに戸を開けていました。
きっと、それがノラとの出会いです。
長生きをしたノラは、亡くなるまで二十八匹の(!)の子どもを生みました。
実在したノラを主人公しましたが、愛された記憶が人を支え、
命のつながりの中で「今」「ここ」があるということが、
やがて親になる子どもたちには、
絵本を手に取ってくださった人たちに伝わればいいなと思います。

                     やまもとやすひこ

北海道在住の絵本作家・ほんだてつやさんと、
山口県で絵本の普及活動をされている山本安彦さんが
コラボーレーションして1冊の絵本が出来上がりました。(芸文社・定価1.260円)

なお、その原画展を当ギャラリーにて開催いたします。

タイトル おかあさんになったノラ原画展
会  期 2007年6月9日(土)~17日(日) 11:00~19:00(13日定休)