初めてのおつかい!

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実は先々週の金曜日に山口大学で新入生セミナーの授業をしてまいりました。
これは親交の深い教育学部のF教授から
「山口からも広く美術が学べるように学生を励まして欲しい」
という趣旨の講義を依頼されたために実現したもので、
授業と言える代物だったかどうかは怪しい限りですが、
私にとっては自分の実力を知る良い機会になりました。

ちなみに授業は女子大生7人という
本来ならラッキーと言えるかもしれませんが、
はっきり言って真面目な学生さんたちばかりなので、
そんな平和を楽しむ状況ではありません。

ですから序盤戦はウケる話題から入って場を和まそうと努力しましたが、
これが余計にすべちゃったりして泥沼に陥って、
前半は用意した不発不発の冷や汗の連続でした。

しかし、後半はバラエティの笑点のようにお題を出しては
それについて話し合うワークショップ形式から流れに乗ると、
いろいろな話題のキャッチボールが楽しむことができて、
なんとか80分のゴールに到着できました。

ちなみに報酬はありませんが、
それよりもこちらの方がたくさん学べたので満足しています。
なお、レジメの一部を掲載しますので、ご覧ください。

・美術との関わり方

1.自ら額に汗を流して創作する(美術家)
2.美術の影響を楽しみ、感心を寄せる(愛好家)
3.美術には無関心だが、
  文明社会では知らないうちに大きな影響を受けている(一般人)

・学校美術とは

既成の美術知識を学ぶ機会で、
そのほとんどの人は自分自身が創作活動をして生まれた美術知識ではない。

・美術活動とは

それまで未知だった新しい領域への表現を創ることで、
そこには答えがなく、また、多くの答えが生まれることもある