ふさわしいチーム

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楽天監督の野村克也氏が語った「優勝するにふさわしいチーム」の条件の二種類とは、
「優勝するべきして優勝する」チームと「優勝するにふさわしい」チームのことで、
「優勝するにふさわしいチーム」とは、圧倒的な戦力を有して天性の力で相手を
ねじふれるチームのことで、少し以前の高校サッカーでの強豪校のようなチームですね。

また、「優勝するにふさわしい」とは、たとえ戦力が劣っていようとも、確固たる野球観を
持つ指揮官のもとできちんと意思統一され、指揮官の立てた戦略・戦術に従い、各自が
自分の役割を認識し、責任をまっとうすることで勝つというチームを言い、
サッカーの底辺層が広く厚くなって、先天的な能力の集合体では簡単に勝てなくなった
現代の高校サッカーで勝ち上がってくるチームの特徴ではないでしょうか。

ちなみに「優勝するにふさわしい」チームを創るためには、大原則として「戦力の集中」を掲げ、
その必要条件に「適材適所と意思統一によるまとまり」「知力・体力・気力のバランス」
「相手の弱点をつく」「選手に優越感を植え付ける」の四つをあげています。

この中で私が注目したのは「適材適所と意思統一によるまとまり」のことで、
早くからサッカーを学んだいる現代の高校選手は個性が強くなっていますから
この2点をどうやって浸透させるかが課題だと思います。

ただし、彼らは成長期ですから「適材適所と意思統一」の人と目標は常に変わる可能性が高く、
高校サッカーは計算できない不確定要素が多いから永遠のテーマと言えることかもしれません。