垢ぬけない

インターネットの普及した現代では多くの情報を都会も地方もなくシェアできるため、

若い世代のファッションから食料品や生活必需品に至るまで、先端性を感じられるものが

身の回りに増えて快適な生活になりました…が、その功罪として、その地域にないような

洗練されていない文化が崩れて、全国どこでも同じような発想や嗜好が増えています。

そんな中、昨日まで開催されていた山口大学教育学部の卒業制作展に出展されていた

Ｆさんの作品は山口市の南部にある秋穂地区の文化の特色が濃く出ていて、

彼女が生まれ育った場所に深い愛情と誇りを感じさせらる作品は、

「垢ぬけない」というよりも他人の目を気にせず、自分に正直な生き方をしている象徴だと感じ、

「ネイティブ」という言葉が浮かんできました。