来年が楽しみだ

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勝者にかける言葉は ほの少々だが 敗者に持たせたい言葉は山ほどある
なぐさめも はげまし敢闘を称える言葉も 大きな土産に違いないが
それよりも ぼくは 「来年が楽しみだ」を贈りたい
 
敗れたことによって失わない未来に 虹のように煌めく可能性と
嵐のように猛る野性と ときめきを誘う希望を発見して
来年を空想してみることが最高に熱い贈る言葉のなのだ
 
そう きみたちは大きい きみたちは強い
その大きさと強さがが たくましさに変わるために
三百六十五日が必要なんだと甲子園を愛する人は目を細めたのだ
 
波佐見高 健闘空しく初戦敗退
彼らがふんだグランドに元気な足跡が残る
彼らが蹴ったベースに闘争心の煙が立つ
彼らがたたずんだベンチの前に無念の涙がしみる
 
元気 闘争心 無念
それら すべて 明日に 来年に 未来に
語りかけてくる言葉になり きみたちを呼び戻すだろう
 
来年が楽しみだ 倍になって逢おう
 
 阿久悠スポニチ 2010年8月11日 新甲子園の詩「来年が楽しみだ」転載)
 
昨夜、母校野球部のゲームが終わったのは午後8時10分頃。
それから寮へ帰って、食事、風呂、洗濯、ミーティング、マッサージなど、
必要最小限度のことだけをしても選手たちが就寝するのはかなり遅く、
今日のゲーム(13:10開始)は大きなハンディを背負っていました。
 
だけど、ひたむきに戦っている彼らの姿を見れば、どんな形でも良いから
勝たせたい想いは膨らむばかり。例え相手が津田投手2世の剛腕投手がいる
優勝候補筆頭の南陽工でも奇跡が起こって勝つことを願いました。
しかし、やはり勝負事は、そんなに甘くなく、大差の敗戦となりました。
 
南陽工業 021 200 204 |11
高川学園  000 000 100 |1
 
野球部の選手および関係者の皆さまお疲れさまでした。今日、敗れてしまった
ことは残念無念でなりませんが、私は昨日応援のためにスタンドの立った時、
野球部が大きく変わったことに気がつき、ゲームを観て確信しました。
それは選手が持っている能力を最大限に発揮させるために常に細かな作戦が
遂行され、また、スタンドの野球部員もゲームに集中していて、野球部全員の
勝利へ向かって澱みない戦いぶりに感動しました。
 
だからもう甲子園は遠くにはありません。
  
どうか来春の選抜出場へ向かって精進することを期待しています。
頑張れ高川学園野球部!!!
 
最後に母校を応援してくださった皆々様ありがとうございました。
これからも熱いご声援をよろしくお願い申し上げます。