努力の天才

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「人は生まれながらにして、生まれがいいとか、悪いといった違いはない。ただよく勉強して、物事をよく知ろうと努力する者は貴う人となり、豊かな人になり、勉強を怠ける人は、貧しい人になり、卑しい人になる」という格言がある。まったくその通りのことだと思っている。少なくとも昭和と呼ばれる時代なら、スタート地点の差は大きな違いなったけど、平成も終わって令和になった今日では、いくらでも努力次第で道は開けていく。誰でもが必要な情報を手にすることが時代。ビックデータを元に創意工夫できればチャンスは広がるだろう。そう、大事なことは自分ができる限りのベストを尽くしたかどうかだ。言い換えれば努力の天才になりたいと本気で考えているのか。どんな環境に生まれたとしても、人生の課題に一生懸命に取り組んで、真っ直ぐに生き続けば才能は開花できるはずだ。

つまり人の価値を決めてしまうのは、その人が如何に目標へ向かって努力し、やり遂げなければならないと思う、負けたくない気持ちから始まるのだ。そして、美術の世界も同じようなもの。才能のあると言われる人も、才能のないの言われる人も出発点は変わらない。例えその後、美術家として名誉や地位を得たとしても、実際は一番下っ端から一段ずつ登ってきただけ。ある日突然、神様の啓示ですべてを得られることはない。一のことができるようになって、二の世界の扉が初めて開かれて、さらに三のステージへ繋がっていく。もちろん、それで終わりでない。どこまでも新しい努力が始まっていく。こつこつとこつこつとひたすら取り組んでいこう。ただ普通に目の前の現れることを頑張り続けていくのだ。平凡が非凡になるまで繰り返し頑張ればいい。一から十へ強引に行こうと近道しようとしないこと。すべての道はローマに通じている。どんなにことも成長するための糧だと信じることだ。夢を叶えるためにやるべきことを一つずつ乗り越えていきましょう!