荒野の用心棒

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ライフルと拳銃とじゃ、拳銃に勝ち目はねェって言ってたそうじゃないか。
ためしてみようぜ。                 ジョー(荒野の用心棒)
 
マカロニウェスタンの名作「荒野の用心棒」は黒澤明監督の「用心棒」を
リメイクした作品。無法者の横行する1872年のニュー・メキシコに腕利きの男が
現われて、二つの無法グループを同時に壊滅させて、街に平和を取り戻し、
静かに去っていく・・・
 
こんなイタリア映画のヒーローのようなカッコ良さを感じるのがザッケローニ監督。
どんな時も沈着冷静な采配と裏腹とも言える熱いパフォーマンスで選手たちの
可能性を引き出し、純然たる冒険を選手とサポーターにプレゼントしてくれる。
 
なお、昨夜のゲームは勝つために細かいパス回しやドリブル突破など、グランド技を
捨てて、有利な身長を生かすハイボールで執拗に攻め続けたオーストラリア代表は
サッカーの本質を欠くが、日本の弱点を突き、翻弄するいやらしい戦術。
 
このヒールっぽい攻撃のため、再三再四のピンチが訪れるが、守護神・川嶋を中心
必死に守り、そして、延長後半4分、拳銃(日本)とライフル(オーストラリア)の
決闘は、李忠成選手の糸を引く弾丸シュートが決まってスーパーゴール!!!
 
今回のアジア杯での日本代表はどのゲームもドラマチックでしたが、
フィナーレを飾るにふさわしい素晴らしいゴールでの勝利は
必ず最後に愛は勝つ!、ヒーロー映画そのものでしたね。
 
どうかブラジルへ続く、ザック劇場を熱い魂で、みんなで応援していきましょう!!!