「事実前提」と「価値前提」

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経営品質でよく言われる「事実前提」と「価値前提」。
 
事実前提とは、本質を見極めることなく、目先の売上や利益のみを
判断の基準として、経営行動とする考え方。
 
価値前提とは、企業理念や経営方針といった組織が大切にする
価値観を明確にし、この価値観に基づいて行動すること。
 
事実前提の経営(売上・利益第一主義)は、その時の事情に左右されて物事を
決めていく手段・手法型、後手後手になってしまう恐れのある経営スタイル。
 
価値前提の経営は、どのような組織であるべきか価値を明確にして、
物事をその価値に照らし合わせて判断しながら経営を行うこと。
 
ある勉強会で学んだのですが、受講中に「高校サッカーにも共通している」
と、ひらめてしまったので掲載しました。それは過去2年の高校サッカー選手権へ
出場した山口県代表校は、いずれも「価値前提」がしっかりしていたため、
自分たちの軸がブレないことが勝因だったような気がします。
 
目の前の試合に勝つための作戦は重要だけど、チーム全体が持続的に勝利する
ための基本的な考え方がなければ、長い大会期間に力を発揮することはできない。
 
選手一人一人の能力の高さより組織として能力の高いチームが勝って、
全国大会へ出場できるのが高校サッカー選手権なのでしょう。