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アンデルセン童話の「はだかの王様」。新しい洋服が好きな王様の元に詐欺師が
やってきて、愚か者や地位にふさわしくない者には見えない不思議な布地できる
洋服を渡すが王様は見えない。しかし、王様は見え張って洋服を喜び、いつもの
ように披露のために街中を歩き周ります。その姿に家来や街の人々も称賛するが
ある子供の「王様は裸だ」と笑うとその声を聴いた街の人々も笑いだして、王様は
逃げるようにお城へ帰って行ったお話。
 
この童話の教訓はいわゆるワンマンな人が陥りやすい非常識な行動や一般人は
今も昔も自分の目で判断するのが苦手で調子よく世間と合わせた行動を取ろうと
すること。そして、子供は正直だの3点だと思います。
この中で子供は自由な発想で絵を描くから面白い作品になると言われますが、
既成概念や常識に捉われない視点があるからできるのでしょう。しかしながら
近頃の子供を見ていますと、そうでないタイプが増えてきているような気がします。
早くから大人の価値観に染まり、子供らしい時間が過ごしづらくなっています
これは情報過多の現代では自然現象なのかもしれませんが、その時に
芽生えなくてはならないことが育ちづらい環境は長い目でみればよくないように
思えます。個性って、この時期に小さな芽が出てくるはずですから性急に結果を
求めずにノンビリと遠くから見ることも大事なことかもしれませんね。