学生服とジャージ

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高校3年間、学生服とジャージでほとんどの日を過ごした。あの頃の日常は学校に
いるか、陸上部をするか、寝るているかが主な3パターン。まったく遊んでいない
わけじゃないけど、何をやってもずっと中途半端な気持ちが心にあった。そのため、
人に会うよりは自然の中を走ったり、家の中でぼんやり過ごすことが快適だった。
他人から見れば間違いなく暗い青春。でも本人的には自然体で生きているから
気にならなかった。また、もんもんした日々も多かったが、それは今から思えば
自由な時間を持て余してだけ。1日を充実させる智恵もなく、どこか惰性のまま
流されていた。自由になるには自由になるための努力がいる・・・なんて、
薄ら頭の中に浮かぶけれど、どうしたらいいのかがまったくわからなかった。
 
そんなありふれた思春期の時間を過ごしていたから学生服とジャージしか必要
なかったし、ファッションへの欲求もなかった。ただ、今もってないからそういう
資質がない人間なのだろう。それともこんな風になったのは母校で習った教えの
おかげかな?信心深くはないが、あの授業で教わったことは今も生きている。
まずは人間、心を鍛えることが大事で、そのことから人生の豊かさを広がる。
青臭いけどこのことは変わらないまま信じている。
 
バブル経済以降、日本には儲かる儲からないという言葉が蔓延り、目先や
見た目の豊かさに心が奪われる傾向になった。生きるためにはお金が必要。
だけどお金だけでは心は豊かにならない。今のような日本の姿を見れば、
なおさらそのことがわかってくる。でも心って複雑だから簡単にはいかないよね。
まあ、だから一番面白いのは人間だということなるのかなあ?
それもこれもすべて心が決めていくものだからやはり大事になるのでしょうね。