この頃、気になっていること。それは日本全国にある美術大学の定員数。
正確な数字はわからないが、私の若い時代よりもかなり増えていると思う。
それはそれで良いことかもしれないが、ある程度、若いうちに挫折したら
人生のやり直しが効くけど、深みにハマりやすい世界だから抜けれなくなる。
私はアルバイトでもいいから働きながら美術を続けることを奨励している。
デザイン業界以外は、若い時からお金になることは少なく、また、コレクターも
年々減少している現実があるから無意味に頑張れとは言えない。
だから目指したいのなら常に締め切りを決めて、その都度、自分の実力を
計りながら挑戦していくしかない。間違っても必要以上に先延ばしは危ない。