先日、隣りの県まで仕事のために弾丸で往復した。朝一番に出発すれば昼には
戻れる近さ。交通の便利の良いルートは楽なもんだ。ただし、乗り継いで下車した
在来線の駅からは初めて。本来なら困りそうなものだが、ネットで目的地までを
事前に調べていたため、知らない街もスイスイ歩ける。なんとも便利な時代。
それでも間違えてはならないので、行きは注意深くキョロキョロとしながら歩けば、
車で通れば気がつかないような小さな人の痕跡が見つかった。かつては工業で
潤っていた街。社会構造の変化のために今は勢いはない。どこか寂しい雰囲気。
しかし、人は元気に生きている。一見は殺伐とした古い団地の中で、プランタンの
植物に水を与えて、生を感じている老人の姿は美しかった。どんな場所でも
住む人の心の中が晴れていれば晴れなんだよね。住めば都!誰でもそうだろう。