めぐる

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1991年秋、ドラフト1位で夏の甲子園大会優勝チームからスラッガーが入団。
その期待は大きくて、掛布引退後にしばらく欠番になっていた31番を背負う。
当時、私も数年後の虎の主軸として、熱いまなざしを向けていた。
しかし、プロの世界はやはり甘くなかった。2軍では力を発揮できたものの、
1軍では結果が残せないまま時は経ち、6年在籍してトレードで放出した。
 
こんな昔話をふと思い出した。昨夜、ラフト1位の藤浪投手が期待通りの活躍で、
プロ入り初勝利達成し、明るいヒーローインタビューをGAORAの再放送で見ている
うちに藤浪投手の高校の先輩になる誠選手の顔が浮かんだ。
 
勝負の世界は悲喜こもごも。藤浪投手もこれから多くの試練がやってくるだろうが、
たのもしい高校の先輩がいるから乗り越えていけるような予感がする。
これもヒーローインタビューを聴いて思い浮かんだ。なぜなら春夏甲子園を
連覇できたのはチームの仲間のおかげ。一人の人間の力だけではできない。
人の巡り合わせが良いのだ。そして、また、プロでも良さそうだと思った。