幸せな挑戦

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人生がどうなるかということは結局、さまざまな分岐点で自分自身が
何をしてきたかというこで決まっていくのだと思う。
 
いま振り返っても、ここまでに僕がたどってきた道のりは、驚きに満ちている。
自分で期待していたけれど、実際にここまで来られるとは想像していなかった。
 
高校進学や大学進学のときも、プロになるときも、さまざまな選択肢が
用意されていたわけではない。サッカーを続けるための選択肢は常に
ひとつしかなかったような状態だったので、多くは迷わずその道を
進んできただけだ。そういう意味では運がよかった部分もあるだろう。
 
でも、それぞれの地点で、そこから先の道を切り拓いてきたのは
自分だったとは言っていいはずだ。これまでの人生の中には「ここから
やり直したい」といったポイントはどこにも見当たらない。過去に満足は
していなくても、すべての過去に納得している。少しずつ少しずつ、前へと
進みながら、「感謝、感動、感激」を積み重ねてきた。だからこそ
中村憲剛現在がある。それがなかったとしたなら現在はない。
 
                        中村憲剛「幸せな挑戦」より
 
覚悟と決断。人生でもサッカーでも常にいろんなものがやってくる。
中村選手の本を読んでいて、「愚直さ」の素晴らしさを感じた。
サッカーを続けるためには、どんな小さな可能性も馬鹿にしない。
運はこういう姿勢から生まれるのでしょうね。