トラ・虎・とら

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2年前の平成15年7月8日、星野監督(当時)の地元・倉敷で阪神はマジック49が点灯。春先から好調だったチームからすれば当然の成り行きだったが、思えばここから「優勝」という二文字の呪文に踊らされる日々の始まりだった。それは18年間勝っていないチームを応援し続けた者への宿命というべきことか、「優勝できなかったらどうしよう」という取り越し苦労から被害妄想ばかり膨らみ、「きっとナベツネが得意のインチキルール改正で勝ち星をデノミして読売が優勝できるようにしてくるのではないか」と、本気で考えていた。だから9月15日の優勝は喜ぶ前ホッとして、星野監督の「しんどかった」の言葉に我々ファンも気持ちも象徴されていた。
あれから2年。今年の阪神交流戦でうまく勝ち星を稼いで首位にいる。しかし、まだ残り試合も多いので先のことはわからない。だけど、21年間と18年間の待てるファンの人たちへ2年という贅沢な時間で喜びを堪能させて欲しい。