鋭い

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今の時代、ひとこと鋭い感想が言える人が減っているように思う。当たり前のことだけど鋭い感想を言うには、それなりに努力が必要だ。ともすると自分を好意的によく見てもらうために、表面的にやさしい言葉で語って、お友達ごっこに甘んじてしまう。もちろんそれでは良い美術家は育たない。親しき仲にも礼儀あり。その人が成長するためには、心を鬼にして言わねばならぬ時もある。美術家は鑑賞者によって育てられるもの。真剣なまなざしが素晴らしい作品を創り出す。きちんと評価されて、新しい世界に気が付かされて、創作への意欲は湧いてくるのだ。これまで経験してきたこと、感じて考えたことを言葉にして、美術家の眠っている才能を刺激してやりましょう!

裂織・フェルト てご屋のてしごと展 賛助出品 公文知洋子 2016年10月21日(金)-30日(日) 11:00-19:00(最終日18時)