マリミンブルー②

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臼杵万理実さんは中学時代にバレーボール部へ入部。身体は小さくてとても非力。サーブがネットを越えないスタート。ただし、自分の選んだ部活動。途中でマネジャーを兼務したこともあったが、やめることなく最後まで続けた。その後、カリキュラムに魅力を感じて保育科のある高校へ入学。それとともに寮に住み込み、先輩後輩との集団生活が始まった。また、美術部に入って夢中になって制作。気がついたら寮の門限を過ぎて締め出されたこともあった。いろいろと制約が多い中で、それなりに自由を謳歌し、苦しみを乗り越えていった。そんな彼女に人生最初の試練がやってくる。美大の受験だ。自由に創作活動をする父親の後ろ姿を見て育っただけに、改めて受験美術する意味が見出せずに惨敗する。辛い経験にはなった。しかし、自分のスタイルを変えずに済んだことは、彼女にしかない個性を育てるには大きなプラス。今の面白さを失わなかったのだから災い転じて福となす。どんな人生になっても頑張れる人は神様が見捨てない。ピンチはチャンスの始まりになったのだ。

臼杵裕世 臼杵万理実 2人展 日時 2016年12月1日(木)~11日(日) 11:00-19:00