感覚的

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昨日、親しいお客様から「この作品はどう観たらいいのか?」と尋ねられた。たしかにこれは現代美術と言われる分野の作品。日頃より観慣れていない人なら、どう受け止めたら良いのか迷うだろう。そこで「美術鑑賞の答えに正解・不正解はありません。眼に観えない作者の個性を思考や感覚などで発見して、人それぞれいろんな角度から受け止めたら良いと思います。創る側も自由なら観る側も自由。好き嫌いをできるだけ超越して、いろんな答えを楽しんでください」と、アドバイスした。いわゆる美術作品は問題でもないからハッキリとした答えもない。また、感覚で触れるものだから言葉として表現しづらいものである。上手く感想の言葉が出なくても気にしない。寛容な気持ちに心掛けて言葉にしていくのだ。近代的な言語文化に支配されずに、原始時代に戻って感覚的な言葉で語ってみよう!

■HEART2017関連企画 県美展界隈 vol.2 美術五傑展 臼杵万理実、白藤さえ子、末永史尚、平井槙、山口功 2017年9月29日(金)~10月8日(日)11:00-19:00