ナイーブ

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「ナイーブ」という言葉がある。その意味は飾りけがなく、素直であるさま。また、純粋で傷つきやすいさま。先日、版画家 大西靖子さんとお会いした時に、以前、ここで会ったことがある、ナイーブな若い美術家のその後について尋ねられた。そこで作品や画像などを観ていただいたところ、「娑婆に染まって(世間一般の人たちの期待に合わせようとして)迷っている感じ。もう一度、孤独さ(群れないで自分らしい個性を追求する)を思い出して頑張って欲しい」と、的確なアドバイスをいただきました。おおー、千里眼だ!その若者は経験を積む重ねることで、かえっていろんなことに縛られ、袋小路に陥り悩み苦しんでいる。その呪縛を解き放つ、素晴らしいエールを頂戴した。早速、電話でこのやりとりを伝える。当たり前だけど、とても喜んでいた。こんな言葉をもらえるなんて幸せ者なのだ。どの世界もやはり人との出会いが運命の分かれ道。自分の殻に閉じこもらず、果敢に美術の道を歩いていこう!

■大西靖子 木版画の世界展 2018年3月3日(土)~11日(日) 11:00-19:00 3月7日(水)定休