合縁奇縁

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本当に人の縁というのは摩訶不思議なもの。5年前、一期一会のひと時だと思っていたら、それは序章の1ページでしかなく、ここから愉快なドラマが始まった。とにかく天真爛漫で人懐っこい若者。いつも子犬が尻尾を振るように、ギャラリーに飛び込んできたり、そうかと思ったらキャンキャン鳴いてきて、自分の悩みや迷いを矢継ぎ早に語った。その都度、いろいろと語り合って答えを模索して知恵を絞る。正直、ジェネレーションギャップがあるため、どれくらい役立ったのかはわからないけど、私にとっては青春時代の宿題を思い出し、あらためて考える貴重な時間になった。
そんなある日、若者から彼氏を紹介される。私は親でもないため「なぜ」と戸惑ったが、それでもどこか嬉しくて、心の奥底で微笑んでしまう。素敵な彼じゃないか!それから二人の交際を遠くから見守ることになった。弁は立ち理路整然としたシャープな彼と、夢見る豊かな感性で柔らかい若者。お互いにないものを尊重し合って、年月が積み重なるたびに、仲睦まじくなっていった。この二人ならいろんな試練を乗り越えていくために支え合えるはず。お似合いのカップルだ。
昨日、満を持して二人の結婚式がめでたく行われる。やったぜ!そして、私の晴れの席で一の一番にスピーチを仰せつかる。何を言おうかとあれこれ考えたが、飾り気のある言葉ではなく、在りのままに等身大に語った。ここまで長い付き合いをしているんだ。原稿は準備しなくても、思い浮かぶ言葉を素直に言い、先頭打者としての役目を果たす。いやあ~、楽しかった。これも彼らと本音で語り合って、ご縁を深くできた賜物だろう。それはさておき、ご結婚おめでとうございます!どうかこれからも末永くお幸せに!私は今まで変わりなく、君たちを応援していきます!よろしく!