終着駅

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人生の旅には終着駅なんてものは存在しない。どこまで行って良いのかは永遠の謎なのだ。いやそもそもいつ出発したのかが、よくわからないものだったりする。いつの間にか始発駅より動き出し、ただただ世間一般の常識的な考えを信じ、ハッキリとしない目的地へ向かうだけ。生き甲斐という言葉に踊らされて、個性を活かせないまま流されていく。そして、人それぞれバラバラに生きていい、自由という権利を見失ってしまう。世間様の気まぐれな風に煽られて、自分らしいペースを忘れて自滅する。ゆっくりと世の中を見渡したら、その人にふさわしい目的地があるのに、大勢が向かっている世界へ呑み込まれるのだ。
つまり人生の旅の終着駅はどこなのかについて急いで結論を出さない。この問いをじっくりと考えながら生きることで、その時その時にある可能性に気が付くことが出来る。だんだんと近づいていこうとすることで、自分らしい理想を掲げる場所へ行けるのだ。さらに出会った人たちから授けてもらえる知恵がある。一期一会の学びによって急に物事の本質がわかるもの。最初からこうあるべきだという固定観念に潰されず、臨機応変に活きていけるように時々立ち止まってみよう。その都度、しっかりと考えることで視野が広がって柔軟な思考になるはずだ。今日から始まる令和の時代。どんなことが素晴らしい言われるのだろうか?初めから答えを定めないで考えてみませんか?明確な目的地は窮屈になりやすい。人間の生き方は誰も自由であるべき。ノンビリとボチボチと考えながら、この時代を楽しんでいきましょう!
■稲田絵美 個展 いつの時代も 2019年4月28日(日)~5月5日(日) 11:00-19:00 定休5月1日(水)