切磋琢磨

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「切磋琢磨」とは自分が志している分野で、良き友やライバルと鑑にして努力すれば、才能を成長させていけることをいう。最初は何でもないごつごつしていて、あまりきれいでない石ころでも、あちこちにこすられていくうちに、ピカピカに磨き上がられていくもの。それと同じように自分らしい個性を求めるためには、自分と同じくらいの力の持つ主か、それより高いレベルの人と競い合っていくこと。それによって夢へ向かってどんどん伸びていけるだろう。
つまり才能が開花できるのかどうかは、環境によって左右されやすいもの。より可能性を広げていきたいのなら、自ら切磋琢磨できる環境に身を置いて、さまざまな洗礼を真正面から受け止めることだ。うわべだけの魅力にならないように、今は辛くても苦しくても摩擦を乗り越えて、創作していくことで才能は育むことができる。美術に必要な感覚は生の人からしか学ぶことができない。その人の潜在能力を刺激して、フルパワーになれる出会いが必要になる。
今の時代、美術について熱く語る人たちが減ってきたように思う。他の人の作品について鋭い意見を語るためには、それなりに勉強するのがことが当たり前だ。創作するもの同志に緊張感がなくては、お友達ごっこに甘んじてしまうかも。これでは美術家になれるはずはない。美術家は鏡になる人によって育てられるもの。その人が成長するためには心を鬼にする時もあっていい。真剣なまなざしが交わることで才能が化学変化する。自分にしかない独自性が世界を気付かせて、その人の創作意欲を活性化させる。自分も良くなったら周囲も良くなるもの。プラスの連鎖を信じて仲間と共に創作していこう!