侍対サムライ

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いわゆる勝負の世界にはビギナーズラックがあるものです。
マスコミが競馬の菊花賞で無敗の3冠馬になったディープインパクトのことを大きく取り上げたので、
今回よく分からないままに馬券を数点ほど買って当った方は、
ただ幸運に恵まれただけのことでしかないのですが、
「競馬はこんな簡単なものか」と考えてしまい、自分には勝負勘があるのだと思い込んで
実力と勘違いして、そのうちに大きな金額に膨らんでしまい悲劇につながることもあります。
勝負の世界では幸運だけで勝ち続けることは不可能で、やはり技量がモノをいうので、
そのことへひたむきに努力を惜しまず、理想の姿へ研究して技量を高め、
また、経験を通じて勝負勘を養うことが大切なのでしょう。

ところで阪神ファンの自分がこんなことを書きますと負け惜しみにしか思われないでしょうが、
今回の日本シリーズはあまりにしてもロッテに幸運に恵まれ、その結果が2試合の大差になったと思います。
それは10月5日に阪神は公式戦を終了して16日間待たされ、その間ロッテはプレーオフ
7試合して激闘の疲れはあるものの実戦モードはキープされたままであることや千葉マリンでの開幕、
指名打者制や初戦の虎にとっての捨て試合で戦略を試すことができない霧でのコールドと
ロッテの選手たちに実力がないと思っていませんが、これだけの好条件が揃えば「実力+α」で
大差になってしまい、その象徴が今江の連続打席安打だと思います。
ただ、麻雀でも場が替わると運気も流れも自然に変わり、そういう意味では今日の甲子園での戦いは
阪神にとって大きなチャンスで、ここ一番に力を発揮する岡田監督の旺盛な意欲が高い確率で
勝利をもたらせてくれることでしょう。

さあ、反撃の刻です!!!

相手は本場仕込みのボビー提督ですから敗れることを恐れてはいけません。
その腹をくくった侍魂こそ、アメリカンナイズされたロッテのサムライたちを追い込む力で、
玉砕覚悟しながら道を開いて日本一の虎の勇姿を見られることを期待しましょう!!!

頑張れ、我らの誇りタイガース!!!