肌で感じる

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ある日いつもと同じ道を歩いていたら、パッと見ただけでは正体がハッキリとしないものに出会ったとしよう。この時に例え携帯情報端末器を持っていたとしても、調べる際に検索キーワードがわからないのだから、それが何かを知ろうとしもどうしようもないだろう。そう、どんなに素晴らしい機器であっても、調べるための必要条件を満たさないのなら、無用の長物になってしまうのだ。

つまり知識や常識なんてものは決して万能なものではない。この世の中には、まだまだ未解明のものがたくさんある。ついつい文明社会の中で生きていると、なんでもできるはずだと勘違いしやすい。もっと裸になろうよ!つまらないプライドや虚飾に満ちた格好は脱ぎ捨てて、真っ裸になって魂だけで勝負していく覚悟を持とう。人生は自分らしく生き抜いていくことで、その人にしか味わえない世界を堪能できるのだ。

昨夜行われたラグビーW杯の日本対サモア戦。ラグビーはルールが複雑なため、観ていてよくわからないスポーツ。開幕前はこんな風に言われていたけど、いざ始まったら自国での大会なのだからと、日本代表の勝利を信じて応援するファンが急増する。これにプラス選手たちののフェアプレーとノーサイドの精神を肌で感じ、紳士のスポーツの世界に引き込まれて酔わされていった。ほとんどラグビーを知らなくてもエキサイティングなれるのだ!嗚呼、こうやって日本人の感性は蘇生されていく。私たちは情報過多の社会の中を生きているため、なんでもかんでも知っているような気分になりやすい。どこかに答えがあるような錯覚に陥っているのだ。そんな私たちに肌で感じることで理屈はいらないことを教えてくれた。しかも肌で感じることで本質がわかることも再発見できた。やっぱりスポーツって面白いものだ。思いっきり、ラグビーを満喫した夜は心地いい!