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本気で美術を学ぶための基本と言ったら、自分勝手に独りよがりにならないこと。そのために自分の個性を深めていくことが必要になるだろう。そう、他者との出会いによって世界観は広がり、そんな自分らしくなっていくために、他人の意見や評価を受け入れて学ぼうとする。この塩梅がよくなってくると自分に肯定感が持てるようになるのだ。そう考えると美術は周囲との結びつきによって、自分の創作の価値観(立ち位置)がわかってくるもの。学び続けていこうと思うのなら、美術のわかる対象と繋がっていくことだ。

つまり視野を広くし生きるためには、いつもと違った顔ぶれに会ってみよう。きっとそれだけで新鮮な空気が入り込んで、ガチガチになった考え方を柔らかくしてくれる。同じようなパターンに陥らないために、外部から影響を受けて変化させていく。誰ものが自分一人の力では自分がよくわからないもの。いつの間にやら自己完結をして、こうだと思い込んで生きてしまう。これしかないと頑固なまま、全く発想の転換ができないまま流される。

だから自分を知るために、まずは遠慮のない仲間と対話しよう。お互いにざっくばらんにしゃべり合って、本音で触れ合うことで今の自分が見えてくる。語り合う中で自分を見つけて、それぞれが影響し合って成長できるのだ。そして、新しい仲間との出会いを求めていく。自分自身の技量を試すチャンスだと前向きに考えよう。一番怖いのは何か一つに凝り固まること。そうならないように、いくつのかのルートで繋がり合えば、それらがどこかで支え合うことで、自分の心を安定させてくれるはずだ。人との違うをリバウンドさせて、成長するための糧にしていこう!