スイッチオン!

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いわゆる人は誰でも約2万数千もの遺伝子を持っている。その中でスイッチオンになる遺伝子は、人それぞれが育つ環境によって変わってくる。やはり素敵な人や素晴らしいものに出会った時は、ビリビリッと衝撃が全身に走って、それまで眠っていた遺伝子を刺激して、自分でもやりたい気持ちになっていく。ただ単に自分のことさえやればいいの自己中心的な視点から、自分の能力を活性化させることで新しいものへ挑戦したくなるのだ。

そう、いつも受け身になって生きているようでは、あまり楽しさを感じることができないだろう。人生を様々なこと学べる道場だと考えてみること。この道場にはいろいろな人間がいて、さまざまな人生模様が繰り広げられている。いくつになっても人生では学ばなければならないことばかり。十分に知っているつもりにならないで、まだまだ知らないことは多々あると素直に認めて、なんでも取り組んで吸収していこう!

そして、美術家も同じこと。如何に遺伝子(才能)が目覚めるかどうか。つまり年齢には関係なく、遺伝子を目覚めさせることに注力し、内面的なものを目覚めさすことを意識する。子供の頃は誰でも自由奔放で好奇心に溢れて天才だと言われやすい。それはなんでもかんでも新鮮に感じ、自然にそこから学んでいけるからだ。既成概念を植え付けられた大人になっても、瑞々しい感性でいるためには、良い遺伝子を新しく呼び起こす環境、創造力を刺激する仲間との交流が必要になる。だからこそ老若男女を問わず、多くの人と美術について語り合い、いろいろと違った視点からの意見に交わろう。どんなことを言われても、恥ずかしがらずにやりつづければ、自分の中にある個性が磨かれて、才能が輝いてくるものだ。こつこつと鍛えていく。遺伝子が目覚めるまで頑張ろう!