他力本願

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自分ひとりで楽しいことよりも、みんなで楽しいことを優先していこう。この世で「人との出会い」や「人との付き合い」とは、人生を豊かに感じるために必要な大きな柱だ。そう、人は自分だけ良ければいいなんて、ちっぽけな欲を潔く捨てた時、生き甲斐のある人生がスタートする。自分らしさを大きな視点で考えてみよう。例え細やかなものであったとしても、それはそれで十分に活かされていけるはずだ。人生の楽しさなんて、生涯を賭けてやってみないと、どうなるのかは予想することはできない。上手くいったかどうかは、一生の最後にならないとわからないのだ。

つまり今現在の自分自身に満足していると、いつの間にかぬるま湯に浸ってしまい、ただただ時の波に流されていくだけ。自分らしい個性を活かせるのかを、いつも意識して問い続けて試行錯誤してみよう。そのために等身大の自分の姿を映す、鑑となる他者の存在がなくてはならない。人生の価値観というものは、多くの人との触れ合い方によって、その意味は違ったものなってくる。自分に備わってない未知の価値観を知って、美術の世界の大きさを知ることだ。人生を切り拓くことができるのは、自分以外の他に誰もいない。だけど、自分ひとりでやれることには限界がある。チームワークを持つために何をすればいいのかを問うのだ。自分こそはという私利私欲を捨てて、世のため人のためと一歩引いて考える。成功するという信念を徹底しながらも、他力によって成り立つ社会とのバランスが大事だ。自分の力がどのくらいものかを知って、そこから役立つポジションを目指し、大きな円の小さな弧になり頑張ろう!

■HEART2019の関連企画 県美界隈展 『花』、Y氏とともに 2020年2月13日(木)~3月1日(日) 11:00-18:00 火水定休