夢を見ることは青春の特権だ

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岡本太郎語録に、「夢を見ることは青春の特権だ。これはなにも暦の上の年齢とは関係ない。10代でも、どうしようもない年寄りもいるし、70、80になってもハツラツとして夢を見続けている若者もいる。だから年齢の問題ではないが、青年の心には夢が燃えている。ぼくは口が裂けてもアキラメロなどとは言わない。それどころか、青年は己の夢にすべてのエネルギーを賭けるべきなのだ。勇気を持って飛び込んだらいい」がある。

つまり、夢を持っている人は脇目もふらず、そのことに熱心に打ち込んでいける。夢を実現するために必要なことを吸収し、具現化する力はめきめきと上達していく。しかしあるレベルに達すると、成長の速度は鈍化してしまう。それなりに一般常識が身に付けば、固定観念にとらわれて、夢を見ることが馬鹿馬鹿しくなる。経験が増えるにつれ、周囲に惑わされやすい。いつしか既成にあるものを夢だと思い込み、自分にしかない夢を見失ってしまうのだ。

だからやり始めた時の夢を忘れてはいけない。いつまでも胸の中でふつふつと燃やし続けていく。そのためには、いつも何にも捉われない素直な心で見つめていこう。世の中の様々なことに影響されず、自分らしいものの見方で探ってみるのだ。みんな何でもよく知っているわけではない。特に新しくできたてのことだったら、ほとんど知らなかったりする。そんな時はよく知らないからこそ、自由に楽しんみるのは如何なものか。知識の足らないことは想像力で補ったらいい。いつも素人のように純粋な心で触れていくこと。正確に何かを知るために調べていくより、直感を武器にひらめかせてみよう。意外とその人にしかない発想が浮かんでくる。自分らしいバランスの良い答えを求めることが大切になるのだろう。