切磋琢磨

ユダヤには「多くの人々と一緒に学ぶことを愛する者に利益がある」という格言がある。このことは

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ユダヤには「多くの人々と一緒に学ぶことを愛する者に利益がある」という格言がある。このことは自分ひとりだけで学んでいると、他の人がどんなふうに学んでいるのかを知ることができない。また、その人の間違った見解を正してもらえないため、軌道修正ができないまま、とんでもない方向へ進んでしまう。人はついつい独りよがりの発想に陥りやすい。自分の考え方を客観視することは意外と難しいこと。だからこそ、自ら率先して他人の意見をよく聞き、そこから様々なことを学ぶ姿勢が大切になる。自分ひとりじゃ見えないものに気付かせてくれる人たち。師や先輩、仲間たちとともに学んでいくことで、見えなかった才能を開花させるチャンスが生まれる。同じ夢を持つ人たちと切磋琢磨すれば、みんなで成長できるから素晴らしいという意味だと解釈している。

ところで、昨日まで開催していた「難波瑞穂展 これから私はあなたとともに」と、同時開催の山大美研卒業生有志展。私はここ数年の間に難波さんの才能が飛躍的に覚醒された姿を見て、それを多くの方々に知って欲しかったことと、同窓の人たちに良い刺激なるだろうと考えて企画する。もちろん、難波さんが頑張って創作をしている後輩たちの姿に刺激されることも期待した。すると予想以上に世代を超えて打ち解けて合って、大いに活気のある作品展にお開きすることができました。やはり同じ釜の飯を食ったことのあるもの同士。気心が知れ渡るまでの時間が早い。この次もこのようなことを企画して、創作意欲を高められる場をつくり、エネルギッシュな空気を楽しみたい!