満足

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「現在もっているものに満足しない者は、もちたいと思っているものを手に入れたとしても、同様に満足しないであろう」という名言がある。言われてみればその通り。ついつい自分では手に入らないもの、いわゆる、ないものねだりにはなりやすく、自分自身が恵まれていることには気づかなかったりする。なぜなら、人の欲求というものに際限がないから。ハイクラスがあることを知っている以上、今よりも素晴らしいものを手に入れたいと願望する。しかし、そんな欲望に振り回されてしまえば、その時に持っている素敵なものを見失って、本来得られるものを謳歌することはできなくなるのだ。

だからこそ、愚直になってやり続けていくこと。少々上手くいかなくてもくよくよせず、真っすぐにやり続けて鈍感さを養おう。器用に立ち回っていこうとしてはいけない。鈍の力を武器にして正面から突破する。自分の個性を信じてやるべきことに取り組み、根性を持ってぶれずにやる姿勢の持ち主になっていこう。つまり、ひとたび決意して道を志したのなら、脇目を振らずに努力していくこと。その過程で人に笑われて馬鹿にされても、成功を信じて根気強く続けていけば、そのうちに才能は開花していくはずだ。ありのまま姿で生きることで、満たされることが多い人生になるのだろう。