「本当の旅の発見は新しい風景を探すことではなく、新たな視点を持つことなのだ」という名言がある。いわゆる見知らぬ土地へ旅に出れば、もの珍しさもあって新しい発見の連続。また、異なる風習や習慣に戸惑いながらも、日常とのギャップの大きさに刺激される。そして、好ましかったことと好ましくなかったことの双方から、さまざまな文化を学ぶことによって成長できるだろう。だからできるだけたくさんの視点を持つために積極的に旅に出てみよう･･･と、そのまま単純明快に解釈していけないように思う。
むしろ、平凡な日常の中にある美しさものを発見できる観察力を磨くこと。見慣れた風景の中に新しいものが見えてきたら、わざわざ遠くまで旅へ行く必要なんかない。つまり、人は気持ちのあり方ひとつでいつでも旅人になれる。身の回りにある平凡なものを見つめ直したら、いくらでも面白い発見を味わうことができる。柔軟な発想で再発見にこだわっていけば、人生は好奇心に満ちた旅になるのだ。頑なにひとつの答えだけに固執せず、いろんな答えのある旅をしていきましょう！
